「家事楽動線」を取り入れた間取りについて

先日、雑誌をみていたら、「女性でも入りやすいラーメン屋」という特集が掲載されており、
そこには、本来男性向けのものが、間口を広げて営業をするためのポイントが書いてありました。

たしかに、雑誌やテレビの特集でも、最近はよく「女性のための○○」や
「育メンのための○○」、「家族連れのための○○」という表現を見掛けます。

家づくりで考えてみると、どんなテーマが喜ばれるでしょうか。


 例えば、こどもがいる家庭では家の中で一番多く時間を過ごすのは、
子育てママや子育てパパではないでしょうか?


料理・掃除・洗濯、そして育児まで、家の中で頑張ってらっしゃる子育てママ・子育てパパのために家づくりでは、家事を応援する間取りプランがあります!

今回そのひとつとして、ご紹介するのは【家事楽動線】です!!

 家事をする方ならよくわかると思いますが、時間と労働のかかる家事はできるだけ楽に済ませたいですよね。
そのためには、家事導線がとても重要になってきます。

例えば
・必ず家を出入りする。
・洗濯で洗った衣類は、ベランダやバルコニーを使って干す。
・料理をするとき、調理途中で外に出ることは少ないかもしれませんが、
 買い物をした食材を冷蔵庫にしまう、キッチンで出たゴミを出す。

など、家事をする方はAをしたらBをするというルートがあります。


そこを改善する策として打ち出したいのは、
例えば
・買い出しをの食料品はすぐにしまえるように、勝手口をつける。
・勝手口の横にはパントリーとキッチンを配置してその奥にランドリールームを設ける。
・洗濯物が終わったらキッチンとパントリーを抜けて、そのままバルコニーに出られるようにする。

このようにすれば、効率よく作業ができますよね!


 また、こどもから目を離さず家事ができたり、家事が早く終われば、こどもと一緒に遊ぶ時間も確保できたり、
家事が楽になれば、こどもも一緒に家事を手伝うこともできるようになります。そうすれば、家族のコミュニケーションの増加にもつながるでしょう!


お家づくりをする際には、このようなことも加味しながら、得する間取りを選んでみてください!!

ご家庭での備え

自然災害と聞くと、ご時世柄いつ何が起きるか分からない状態ですので
不安に思う方が多いかと思います。

今日で阪神淡路大震災から28年という歳月がたち、それに加えて2011年に起こった東日本大震災により、災害時の危機感が更に強まり、
お家に防災グッズを揃えるご家庭が増えたのではないでしょうか。


「備えあれば憂いなし」というように、「皆さまが安全な暮らしを送るためにできること」ということで
 ご家庭で出来る災害対策についてお話していきます。

【①食料・飲料などの備蓄について】

電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまった場合に備えて、
普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大切です。

(例)
・飲料水 3日分(一人1日3リットルが目安)
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー ・マッチ、ろうそく ・カセットコンロ など
※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。
 日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく等の備えをしておきましょう。


【②非常バックについて】

自宅が被災したときは、安全な場所に避難し、避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものを予めリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

(例)
・飲料水 ・食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん ・マスク ・軍手・懐中電灯
・衣類 ・下着 ・毛布、タオル ・携帯ラジオ、予備電池
・使い捨てカイロ ・ウェットティッシュ ・洗面用具

※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。


続いて、家の中の安全対策についてご紹介をいたします。

【③家具の置き方について】

大きな地震の際は、「家具は必ず倒れるもの」と考えて対策に取り組みましょう。

(例)
・家具が転倒しないよう、家具は壁に固定しましょう。
・寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしましょう。
置く場合も、なるべく背の低い家具にするとともに、倒れた時に出入り口を塞いだりしないよう、
家具の向きや配置を工夫しましょう。
・手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。家づくりにおいては、「耐震等級3」で建てられた家は、警察署や消防署といったような、
 災害対策拠点と同等の耐震性能があります。

「耐震等級2」の家でも学校や病院のような避難施設と同レベルの耐震性能です。

これだけ見ると、家の中の方が安全な気がしてきませんか?

しかし、なぜ一概に「家の中の方が安全」と言えないのかというと・・・

屋内では、ものの倒壊や飛散といったことが起こるからなんです。


念には念を!

皆さんの安心安全を守るため、住宅性能はもちろんですが、自分自身の備えをしっかり行い

安心安全に豊かな生活を送れるようご家庭での備えをしっかり行っていきましょう。

防災意識を高めるために

 あけましておめでとうございます!今年も兵頭工務店を宜しくお願い致します!!

 日本では、日常生活の中で小さな揺れを感じたり、自然災害のニュースを見る機会が世界の中でも多いそうです。なぜなら地震大国と言われるほど、世界でも有数の地震多発地帯だからです。

 ちなみに皆様は『ハザードマップ』をご存知でしょうか。ハザードマップとは、自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域・避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを記した地図のことです。

<ハザードマップで調べられること>
・浸水予想区域
・土砂災害のリスク
・津波、高潮のリスク
・地震の被害程度、範囲
上記の情報に加えて、各地区における避難場所なども記されています。

 どれも安全な住環境を確保するうえで欠かせない情報となるため、事前に住みたいエリアのデータを調べておくとよいです。自治体で作成しているハザードマップは、自治体のホームページや国土交通省から確認することができます。

 さて、冒頭でも触れましたが、日本は災害の多い国です。そのため、気になる土地を見つけたとしても、ハザードマップを確認すると何らかの危険地域に該当する場所だった、というケースは少なくありません。ただ、危険なエリアをすべて避けることは難しく、完璧に避けようとするとなかなか土地を確定することができません。土地探しでは何かを明確にし、リスクを知ったうえでどう判断するかが重要です。

 例えば、「サーフィンが趣味だから、海まで歩いていける距離が良い」と選んだ土地は、津波の浸水リスクが高いかもしれません。しかし、3階建てにして、寝室を3階にすれば、たとえ睡眠中であっても危険を回避できる可能性が高くなるなど、リスクはあっても工夫することでその土地の良いところを諦めずに済む可能性があります。

 災害リスクを確かめたうえで事前にどのような備えをしておくべきか、災害が発生したらどのように行動すべきか、といった手段を明確にしてハザードマップをもとに、避難場所や避難経路などを家族で話し合っておくことが大切です。最新の状態を確認しながら、土地選びや災害への備えを進めることをお勧めします。